海コン陸送の「つながらない」を仕組みで解決する 「海コンマッチング」

「海コンマッチング」の開発背景

海上コンテナ陸送を取り巻く、構造的な課題

近年、国際海上コンテナ輸送を支える陸上ドレージの現場では、深刻な課題が顕在化しています。
慢性的なドライバー不足、時間外労働規制の強化、コロナ禍以降も続く本船スケジュールの乱れや港湾混雑。これらが複合的に影響し、「必要なときに、必要な海コン車両を確保できない」 という状況が常態化しつつあります。

本船遅延による急な日程変更、入出庫の再調整、緊急対応。
荷主・フォワーダーは、これまで信頼関係を築いてきた協力ドレージ会社に依頼したくても、すでに手一杯で断られてしまうケースが増えています。一方で、スポット案件は条件交渉が難しく、仮に新規の運送会社が見つかっても受けてもらえない、という声も少なくありません。

反対に、ドレージ会社側では、多重下請け構造の中で「もらい仕事」が中心となり、運賃が圧迫されるという課題を抱えています。人手不足により新規営業に割けるリソースも限られ、適正運賃で元請けに近い仕事を獲得すること自体が難しい 状況にあります。

このように、荷主・フォワーダーとドレージ会社の双方が課題を抱えながらも、
「直接つながる仕組み」が存在しないことが、業界全体の非効率を生んでいました。


海コンマッチングとは

海コンマッチング は、
荷主・フォワーダーと海上コンテナドレージ会社を 直接・公平につなぐ
求貨求車型のマッチングプラットフォームです。

本サービスは、
海上コンテナの利用運送・コンサル事業を展開する ロジテクノサービス と、
ITコンサルティング・システム開発を行う エックスグラビティ が共同で開発しました。

単なる案件掲示板ではなく、
「匿名性」「双方向検索」「直接交渉」 を軸に、
これまでの電話・FAX・属人的調整に依存した海コン陸送手配を、
デジタルで再設計することを目的としています。


最大の特長:匿名マッチングという新しい選択肢

海コンマッチングの最大の特長は、
荷主・フォワーダーとドレージ会社が匿名のまま条件ベースでマッチングできる 点にあります。

匿名であることで、

  • 既存取引先に気を遣う必要がない
  • 新規取引先との接点に対する心理的ハードルが下がる
  • 立場や規模に左右されず、条件そのものが評価される

といったメリットが生まれます。

マッチングが成立した段階で初めて会社名が開示され、
その後は当事者同士で直接交渉を行います。
海コンマッチングは 「場の提供」 に徹し、
実際の運賃交渉や契約条件については、各社の責任のもとで進めていただく設計です。


サービスの仕組み

1. 輸送案件の登録(荷主・フォワーダー)

荷主・フォワーダーは、以下の情報をもとに輸送案件を登録します。

  • 輸送日時
  • 発着港
  • 出発地・到着地
  • コンテナサイズ・種類
  • 希望運賃 など

登録された案件は、ドレージ会社側の検索画面に一覧で表示されます。

2. 案件検索・応募(ドレージ会社)

ドレージ会社は、
自社の車両状況・運行条件に合う案件を検索し、応募することができます。

また、ドレージ会社側から 空車情報を登録 することも可能です。
これにより、荷主・フォワーダーが空車を検索し、逆に輸送依頼を行うことでコンテナ・ラウンドユースを促進させることにつながります。

3. マッチング成立・直接交渉

条件が合致しマッチングが成立すると、
双方に会社情報が開示され、直接の交渉フェーズへ移行します。

電話やメールでのやり取りに切り替え、
詳細条件の確認・最終合意を行っていただきます。


荷主・フォワーダーのメリット

  • 新規ドレージ会社の開拓が容易
  • 緊急案件・再調整案件への対応力向上
  • 電話・FAXによる手配業務の削減
  • 条件比較がしやすく、調整業務を効率化
  • スポット対応時の選択肢を確保

属人的な関係性に依存せず、
「今、この条件で動ける会社」を見つけられる ことが大きな価値です。


ドレージ会社のメリット

  • 元請けに近い高利益案件を獲得しやすい
  • 多重下請け構造からの脱却
  • 新規営業の効率化・営業コスト削減
  • 自社条件に合う案件だけを選択可能
  • 実運送に集中できる環境づくり

人手不足の中でも、
無理な営業活動をせずに仕事を獲得できる 仕組みを提供します。


料金体系

  • 初期費用:無料
  • 月額利用料:1アカウント 6,600円(税込)

ありがたいことに【イーノさん】フォワーダー大学 | FORWARDER UNIVERSITY で海コンマッチングの解説をしていただきました。