FAXという技術は、ITの進化とともに時代遅れと思われがちですが、未だに多くの業界で不可欠なツールとして活躍しています。特に製造業や医療機関、行政機関では、取引先とのやり取りや正式な文書の送付手段としてFAXが根強く残っています。しかし、従来の紙ベースのFAX運用は、用紙代・トナー代のコストや保管スペースの確保、受信ミスのリスクなど、多くの課題を抱えています。
そんな中で注目されているのが、FAXをPDF化してメールで受信できるクラウド型FAXサービス「MOVFAX」です。これは、従来のFAX機を使わずに、PCやスマートフォンでFAXを送受信できるシステムで、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を手軽に進める手段のひとつとして注目されています。
■MOVFAXの特長とメリット
1.ペーパーレス化によるコスト削減
MOVFAXではFAXをPDFとして受信するため、紙の消費を大幅に削減できます。トナーやインクの購入コストも不要になり、オフィスのランニングコストを抑えることができます。
2.どこでもFAXの送受信が可能
インターネット環境さえあれば、オフィスにいなくてもFAXを確認できます。スマートフォンやタブレットからもアクセス可能なので、リモートワークや外出先でも業務をスムーズに進められます。
3.受信ミスの防止と検索性の向上
紙のFAXでは紛失や誤送信が起こりやすいですが、MOVFAXなら受信したデータはデジタル保存されるため、検索も容易になり、業務の効率化につながります。
4.セキュリティ対策も万全
従来のFAX機は、受信した書類が誰でも見られるリスクがありましたが、MOVFAXなら受信データを暗号化し、特定の担当者のみがアクセスできるよう管理が可能です。
■DXの第一歩としてのMOVFAX
多くの企業がDX推進を掲げていますが、いきなり大規模なシステム導入を行うのは難しいものです。その点、MOVFAXは従来のFAX運用をほぼそのままに、手軽にデジタル化を進められるため、DXの第一歩として最適です。
紙のFAXに頼り続けるのではなく、少しずつ業務の効率化を進めることで、企業の生産性向上やコスト削減が実現できます。MOVFAXのようなクラウドFAXサービスを導入し、FAXのDX化を進めてみてはいかがでしょうか?
最近の複合機なら受信したFAXをPDFにしてメール送信してくれる機能がついていると思います。
ちなみに弊社はA3サイズの複合機を廃止して、2014年からBizFaxを利用していましたが、BizFaxnoサービス終了に伴ってMOVFAXに切り替えました。