コロナの影響でweb会議が一般的になったのは、とても喜ばしいことです。30分くらいのちょっとした打ち合わせが気軽にできるようになりました。「電話でも30分くらいの打ち合わせができるじゃないか」と言われるかもしれませんが、一般的な電話*との大きな違いは、複数人で会話ができることです。これによってクラインとからの伝言を技術者やデザイナーに伝える伝言ゲームが無くなります。特に質問に対しての回答を受けてからの質問の繰り返しを電話でやり取りしていると、とにかく時間がかかります。
そういう時はメールを使ってと言われるかもしれませんが、ある提案に対して選択しが3つ、さらに選択された内容に対しての次の選択肢が3つ…と続くと、質問数の3乗分の質問を用意し無ければなりません。3段階だと27個の質問を用意して書かなければなりません。選択肢毎にメールのやり取りをしているとタイムラグが出てしまいます。
チャットなら複数人同時でほぼリアルタイムでやり取りできます。しかし、用意した選択肢の背景や条件などを説明するとなると、打ち込むテキストの量も膨大になります。当然読む方にも負担がかかります。
そうした煩わしさをweb会議は解決してくれます。もちろんチャットやメールや電話が便利な場合はあるので、ツールは使い方次第なんですけどね。
愛媛と東京。千葉と島根と東京。滋賀と東京と東京。といったように、場所に縛られず打ち合わせができるのが魅力です。
と言いつつも、現場を見て、現場の声を聴くことで知ることは沢山あります。現場 現物 現実の三現主義則はとても大切だと思いますし、だから現場に行くのはやめられないんですよね。
*IPクラウドフォンだと複数拠点間でも通話ができます。